データからみる外食産業 [2016年7月]概況

無料で閲覧・検索・ダウンロードする事が出来ます。

■ 2016年07月市場動向調査(平成28年8月25日発表)

 
            
<外食市場7月の動向>
土日の日数増で売上は前年を上回る
<全体概況>
 7月は、前年より2日多い土日が多くの業態にプラスとなり、外食需要をおおむね2~3%押し上げた。ファーストフードでは特に好調の洋風が牽引し売上は109.8%、また、ファミリーレストランも売上103.8%と堅調に推移し、全体売上は105.9%と、8カ月連続して前年を上回った
 
<業態別概況>
■ファーストフード業態
全体売上は109.8%と前年を大きく上回った
「洋風」は、各社キャンペーンメニューや一部ゲームソフトとのコラボレーション等が奏功し売上は114.9%と好調。「和風」は、季節メニューや定食メニューが引き続き堅調で売上は107.4%となった。「麺類」は、店舗増などで売上は105.9%と堅調。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、店舗改装などこれまでの既存店対策もあり100.6%と前年を上回った。「その他」は、アイスクリームが月前半の高温やキャンペーンで客数を伸ばし、売上は107.3%となった
 
■ファミリーレストラン業態
価格訴求力のあるメニューの投入など引き続き各社施策を講じたが効果はまちまちで、全体売上は、土日の多い曜日まわりに支えられ103.8%となった
業種別では、「洋風」は、お得感のあるメニューで売上102.6%、「和風」は、値上げしても消費者の支持を得たメニューなどで客単価が上昇し売上は104.3%、「中華」は、猛暑日のビールフェアなどが売上に寄与し103.6%となった。「焼き肉」は、夏休み需要を取り込み、売上108.1%と引き続き好調に推移した
 
■パブ・居酒屋業態
「パブ・ビアホール」は、大型店の再開やビアガーデンの好調もあり、売上は102.3%と3カ月ぶりに前年を上回った。「居酒屋」は店舗削減の影響で94.0%と引き続き前年比減が続いている
 
■ディナーレストラン業態
店舗数の増加に加え、土日の日数増が郊外型店舗の客数を押し上げ、売上は107.0%となった
 
■喫茶業態
ビジネス街立地の店舗は平日の減少がマイナスに働き客数は減少したものの、季節品の販促が奏功し客単価が上昇、売上101.5%と前年を上回った
 

▲ページトップへ