データからみる外食産業 [2016年4月]概況

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■ 2016年04月市場動向調査(平成28年5月25日発表)

 
         
<外食市場4月の動向>
FFが好調を維持し、売上は前年を上回る
<全体概況>
 4月は、全国的に雨が多く、また、熊本地震の発生により、一部の外食需要に影響があったものの、土曜日が1日多い曜日回りとファーストフードの好調が続いたことから、全体の売上は前年を上回り103.0%となった。一方、ファミリーレストランは各社まちまちであるが、先月に続き洋風を中心に伸び悩み、売上は100.8%にとどまった
 
<業態別概況>
■ファーストフード業態
全体売上は、106.3%と前年を上回った
「洋風」は、各社キャンペーンメニューが好調で売上は110.6%となった。「和風」は、価格訴求力のあるメニューで客数が伸び、売上は108.0%となった。「麺類」は、堅調に推移して売上は101.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、お花見のピークが4月になり売上に貢献したが、雨天や店舗減などから97.3%と前年を下回った。「その他」は、高温によりアイスクリーム販売が好調、カレーもメディア露出により堅調で、売上は107.4%となった
 
■ファミリーレストラン業態
土曜日が1日多かったこともあり、売上は2ヵ月ぶりに前年を上回り100.8%となった
業種別では、「洋風」は、価格訴求力のある一部ブランドが堅調であったものの、客単価が下がり売上は99.2%、「和風」は102.8%と堅調に推移、「中華」は店舗削減で98.8%となった。「焼き肉」は、歓迎会などの需要を取り込んで、売上は107.2%と引き続き好調に推移した
 
■パブ・居酒屋業態
「パブ・ビアホール」は、店舗増による客数増で売上は102.9%。「居酒屋」は店舗削減が続き、売上は88.9%と前年比減が続いている
 
■ディナーレストラン業態
インバウンド客の取り込みや店舗数の増加などにより売上は106.9%となった
 
■喫茶業態
新商品の発売や季節メニューの販促に努めたが、キャンペーン実施で好調だった前年同月には及ばず、売上は99.9%となった
 

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