データからみる外食産業 [2015年5月]概況
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■ 2015年05月市場動向調査(平成27年6月25日発表)
5月度の概況<外食市場5月の動向>
● 3ヵ月ぶり、全体売上は前年を上回る
<全体概況>
5月は、GWを含む土日休日数が前年より多く、またGW中も好天に恵まれたこと、全国的に気温が高かったこと等から、FR、DRを中心に客数、売上が好調に推移し、全体売り上げは100.8%と3ヵ月ぶりに前年を上回った。一方、FFは、洋風の低迷が影響し、6ヵ月連続して売上が前年を下回った。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
●全体売上は97.0%と前年を下回った。
●洋風は、キャンペーンが奏功し好調となったところもあったが、異物混入問題の影響が引き続き残り売上は89.1%と大きくマイナスとなった。
●洋風は、キャンペーンが奏功し好調となったところもあったが、異物混入問題の影響が引き続き残り売上は89.1%と大きくマイナスとなった。
●和風は、引き続き、客数は厳しいものの客単価は上昇し、売上は104.6%となった。麺類は、新メニューが好調で客数・客単価ともに伸び、売上は109.1%と大きく伸びた。持ち帰り米飯・回転寿司は、一部で昨年値引きキャンペーンを行っていた反動で、客数減、売上もわずかに前年を下回った。その他は「アイスクリーム」が気温が高かったことや、GWに行った値引きキャンペーンなどが好調で、売上はプラスとなった。
■ファミリーレストラン業態
●全体売上は106.6%と、好調を維持し25カ月連続して前年を上回った。
●業種別では「中華」で客数が前年を下回った以外は、客数・客単価・売上とも引き続き好調で、前年を上回った。
●業種別では「中華」で客数が前年を下回った以外は、客数・客単価・売上とも引き続き好調で、前年を上回った。
■パブ・居酒屋業態
●「パブ・ビアホール」は気温が高い日が多かったことなどから好調となった一方、「居酒屋」は店舗数が減少している影響もあり、引き続き客数・売上はマイナスとなった。
■ディナーレストラン業態
●出店効果で客数がプラスとなったことに加え、客単価が引き続き好調で、売上は前年を上回った。
■喫茶業態
●土日休日が多かったことから、ビジネス街立地の店では客数にマイナスとなったが、引き続き季節メニュー等で客単価が上昇、売上は前年を上回った。