データからみる外食産業 [2014年11月]概況
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■ 2014年11月市場動向調査(平成26年12月25日発表)
11月度の概況<外食市場11月の動向>
● 売上は6カ月ぶりに前年を上回る
<全体概況>
11月は、比較的天候に恵まれ、前年より土・日・祝日の合計が2日多く、引き続き客単価が堅調に推移したことなどから、全体売上は前年比101.9%と6カ月ぶりに前年を上回った。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
•洋風は、売上が94.2%と前年を下回ったが、前月の88.3%より下げ幅は少なくなった。
•和風は、季節メニュー等により客数・客単価ともに好調で、売上は110.8%となった。麺類は、新メニューの投入等で客数が増加し、売上は107.0%。一方、持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数・客数が減少し、売上はわずかに前年を下回った。その他は、「カレー」「アイスクリーム」などのメニュー訴求が奏功し、好調に推移した。
■ファミリーレストラン業態
- •全体売上は105.9%と昨年5月以降継続して前年を上回る傾向が続いている。
- •洋風は、季節フェア・セットメニュー・サイドメニュー等の販促による客単価の上昇が休祝日数の増加とあいまって、売上は105.6%となった。
- •和風は客単価・店舗数が増えて売上は106.2%、中華は客数が減少したものの客単価が上昇し売上は102.4%、焼き肉は客数が108.4%と大きく増え、売上は112.1%と33カ月連続して前年を上回った。
■パブ・居酒屋業態
- •ビジネス街立地の店舗では金曜日が昨年より1日少なかった影響もあり、全体客数は93.2%、全体売上も92.7%と前年を下回った。
- •その中でパブ・ビヤホールは、女性客やリピーターの取り込み等これまでの取り組みの積み重ねもあり、売上は101.7%と前年を上回った。
■ディナーレストラン業態
- •店舗数・客数・客単価が堅調で、売上は104.7%と9カ月連続して前年を上回った。
- ■喫茶業態
- •平日の減少がとくにビジネス街立地の店舗に影響し、全体の客数は減ったが、季節限定商品の積極導入等により客単価が上昇、売上は100.6%となった。