データからみる外食産業 [2014年7月]概況

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■ 2014年07月市場動向調査(平成26年8月25日発表)

 
7月度の概況
<外食市場7月の動向>

 悪天候の影響で、売上は2カ月連続の前年割れ


<全体概況>

  7月は、台風第8号の上陸や梅雨前線の停滞などにより、全国のあちこちで大雨の被害が大きく、外食の客数は96.1%に減少した。客単価は101.4%と前年を上回ったものの、全体の売り上げを押し上げるには至らず、売上高は97.5%と2カ月連続して前年を下回った。

 

<業態別概況>

■ファーストフード業態

• 全体売上は94.4%と前年を下回った
• 洋風は、中国産鶏肉食材の問題とその風評被害の影響もあり、全体の売上は88.1%と大きく前年を下回った。

• 和風は、新メニューの導入等により客単価が上がり、前月に引き続き売上は前年を上回った。麺類は、出店増もあり売上104.2%と好調が続いている。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数・客数が減少し、売上は96.3%となった。その他は、メディア露出等により「カレー」が引き続き好調で、売上は前年を上回った。 

 

■ファミリーレストラン業態

 悪天候の影響で洋風の客数が減り、全体の客数は98.0%と2カ月連続して前年を下回ったが、売上は101.1%と前年を上回った。
 業種別にみると、洋風は客数減が売上に影響したが、和風・焼き肉は客数、売上ともに堅調に推移した。


■パブ・居酒屋業態

 全体の客数は94.9%、売上は93.9%と前年を下回った。
 パブ・ビヤホールは、キャンペーンを実施して好調な店がある一方、ビアガーデン等は雨天の影響を受けた結果、売上は97.3%となった。


■ディナーレストラン業態

 天候不順に多少の影響を受けたものの、新店効果もあり客数は106.2%、売上は108.8%となった。


■喫茶業態

 季節メニューの投入やキャンペーンの実施を続けるも、台風等の悪天候で客足が落ち、売上は99.5%となった。


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