データからみる外食産業 [2014年1月]概況

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■ 2014年01月市場動向調査(平成26年2月25日発表)

 
1月度の概況
<外食市場1月の動向>

 引き続き堅調に推移、売上は3カ月連続して前年を上回る


<全体概況>

 1月は、東日本以西で日照に恵まれ、特に昨年首都圏で大雪となった「成人の日」には、晴れの地域が多く、外食需要のプラス要因となった。客数は100.7%と7カ月ぶりに前年を超え、客単価も引き続き堅調、全体売上は103.4%と3カ月連続して前年を上回った

 

<業態別概況>

■ファーストフード業態

全体売上は103.2%と4カ月ぶりに前年を上回った。
洋風は、新商品の投入や高めのフェア品等が奏功して客単価が伸び、売上は101.6%と7カ月ぶりに前年を上回った。
• 和風は、前月に引き続き季節メニュー等で客数が伸び、売上を押し上げた。麺類は、引き続き店舗数・客数の増加で売上は好調に推移。持ち帰り米飯・回転寿司は、各社の傾向が分かれたが、全体的には店舗数減少の中で客数も減り、売上は前年を下回った。その他は、「アイスクリーム」が下旬を中心に比較的暖かい日の多い中で堅調に推移、売上は107.8%と昨年11月以降連続して5ポイント以上前年を上回っている。

 


■ファミリーレストラン業態
FR業態は引き続き好調で、全ての業種で客数・客単価が前年を上回り、売上は104.4%となった。
• 業種別にみると、特に和風と焼き肉は、年末からの需要傾向を引き継ぎ、セットメニューや食べ放題メニュー等で団体客・ファミリー客を取り込み、売上は好調に推移した


■パブ・居酒屋業態

全体売上は前年に及ばず99.2%となった。しかし、客数は101.7%と8カ月ぶりに前年を超えるなど、下げ止まりの傾向も見られた。
• パブ・ビヤホールは、アルコール類のフェア等が奏功して客数が大幅に増え、売上は108.8%と好調。

■ディナーレストラン業態

昨年11月からの安定傾向を引き継ぎ、客数は104.1%、売上は105.9%と引き続き好調に推移した

■喫茶業態

和風ドリンクや新メニューの投入等により客数と客単価が増え、売上は102.1%と堅調に推移した

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