データからみる外食産業 [2014年6月]概況
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■ 2014年06月市場動向調査(平成26年7月25日発表)
6月度の概況<外食市場6月の動向>
● 大雨などの影響か、売上は4カ月ぶりに前年を下回る
<全体概況>
6月は、関東甲信地方を中心に記録的な大雨となり、また土曜日が昨年より1日少なかったことなどから、客数は95.3%に減少し、消費税増税後も堅調に推移してきた外食の売上は98.2%と4カ月ぶりに前年を下回った。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
• 全体売上は96.8%と前年を下回った。
• 洋風は、キャンペーン商品の投入等で堅調の店もあったが、全体の売上は95.2%と大きく前年を下回った。
• 和風は、新メニューの投入や価格改定で高めの客単価を維持し、前月に引き続き売上は前年を上回った。
• 麺類は、出店増や季節メニュー等で堅調。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数と客数の減少で売上は93.8%となった。その他は、「カレー」が高付加価値メニューで好調に推移した一方、「アイスクリーム」は悪天候に加え、キャンペーン数が昨年より減り客数が減少、売上は前年を下回った。
■ファミリーレストラン業態
● 首都圏を中心に大雨の影響が見られ、客数は99.2%と前年を下回ったが、引き続き客単価が堅調で、売上は101.5%と前年を上回った。
● 業種別にみると、中華以外の和風、洋風、焼き肉の売上は前年を上回って推移した。
■パブ・居酒屋業態
● 居酒屋は、悪天候が客足に響き、店舗数減とあいまって客数92.2%、売上91.2%と前年を大きく下回った。
● パブ・ビヤホールも天候の影響を受け、客数、客単価ともに4カ月ぶりに前年を割り、売上は97.8%となった。
■ディナーレストラン業態
● 客数は前年を割ったものの、客単価が伸びて売上は100.1%となった。
■喫茶業態
● 健康志向メニューの投入等により客単価は上昇したが、雨の影響などで客数が減り、売上は99.0%となった。