データからみる外食産業 [2013年8月]概況

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■ 2013年08月市場動向調査(平成25年9月25日発表)

 
8月度の概況
<外食市場8月の動向>

 FR業態が好調 売上高は4ヵ月連続して前年を上回る


<全体概況>

 8月は、全国的に月平均気温が高く、地方や地域によっては記録的猛暑、記録的豪雨、水不足、ゲリラ豪雨、強風、竜巻と厳しく不安定な天候が目立ち、客足への影響が懸念されたが、昨年より土曜が1日多く、夏季休暇シーズンともあいまって全体の客数はほぼ前年並みの99.9%となり、客単価は102.2%、売上は102.0%と4ヵ月連続のプラスとなった。

 

<業態別概況>

■ファーストフード業態

全体売上は101.5%と前年を上回った。洋風は、客単価が上がったものの、客数が下がり、売上高は99.1%と前年を割り込んだ

和風は、店によっては月後半の天候不順の影響を受けたが、全体では客数、売上ともに5ヵ月連続して前年を上回り好調。麺類は、出店効果などで引き続き好調に推移。持ち帰り米飯・回転寿司は、猛暑が中高年層の客足に影響し、持ち帰りのみの店舗が苦戦、売上高は99.6%となった。その他は、暑さでアイスクリームが好調、客単価も伸びて売上高は106.6%と前年を大きく上回った。


■ファミリーレストラン業態
FR業態は全ての業種で4ヵ月連続して売上高が前年を上回り、全体売上高は104.0%と好調。月後半の天候不順で伸び悩んだところもあったが、高価格帯のフェアメニューや冷たいメニューなどの売れ行きが好調で、出店効果等の後押しもあり、概ね堅調に推移した。業種別の売上は洋風が102.2%、和風106.0%、中華104.2%、焼き肉109.7%となった。


■パブ・居酒屋業態

全体売上高は前月同様、前年に及ばず、97.6%となった。ビアガーデンなどはゲリラ豪雨の影響も受けたが、パブ・ビヤホールは引き続き好調で、売上高は102.2%となった。一方、居酒屋は、客数、客単価ともに前年を下回り、売上高は96.5%となった。

■ディナーレストラン業態
昨年11月から今年6月まで順調に伸びていた売上が少し減速気味で8月は100.1%となった。猛暑や天候不順の中で消費意欲が一服したのか、客数は7月の97.2%に引き続き8月も99.1%と前年を下回った。

■喫茶業態

猛暑の影響もあり月前半はアイスドリンクなどが好調であったが、後半の天候不順が影響し、全体売上高は99.6%とわずかに前年を下回った。

 

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